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忘れられがちな二人

加藤です。

今回は忘れられがちな2人を取り上げましょう。

まず箱根駅伝のルールを復習。
16人のメンバーを登録

12月29日
10区間と4人の補欠を登録→ここで2人外される

当日
4人の補欠と選手の差し替え可能

でした。
今回は当初エントリーされましたが、外された2人のお話です。

大桃寛生(4年、東京、国学院久我山)→下の佐藤選手ゴールの写真で、佐藤選手後ろの人
 陸上をやっていて、つらいことは毎日だという。しかし今回の箱根出場と全国高校駅伝ヘの出場はいい思い出になっているという。そんな陸上を始めたのは中学時代。初めは遊びみたいなもので続ける気はあまり無かった。なんとなく陸上を続けてきた。陸上を始めて10年になるので、今回の箱根を区切りに選手をやめるつもりだ。次の10年ではまた違うことに打ち込んでいきたいとのこと
 そんな大桃さんが明治を選んだのは、強いチームではないからだ。「だって、強いチームでつぶれるよりはいいじゃないか」とボソッと話す。
寮暮らしをしていると、人の悪いところも見ることは多い。しかしそこから人間関係も学んだ。競技だけでなく生活もいい思い出になっている。
大学では教員免許も取得している。きっかけは1年のときもっと勉強したかったからだ。「ホントですよ。取材用の答えじゃなくて」と笑う。卒論は「フランスの移民問題」だそうだ。
自分の持ち味は試合では大崩れしないこと。チーム全体を考える、上級生の姿がそこにあった。

藤田秀之(1年、栃木、大田原高)
小3くらいから陸上を始めた。明治を選んだ理由は高校時代に大学の合宿に参加させてもらって内容を知っていたし、これから伸びていく大学だと感じていたからだという。高校時代は全国駅伝には出られなかったので、是非大学では大舞台に立ちたいとのこと。練習は基本的に高校時代と量は変わらないが、質は高くなっている。「一人で走るより駅伝はチームプレーなので、より大きな力が出る。」という。エースの幸田選手は誰にも負けないガンバリがあるので競技の面では尊敬している。
「自分は登録されたけど、多分走りませんよ」とも謙遜する。電話番の当番をしながら話をうかがった。一年生だがしっかりとした電話の対応には感心した。今後の活躍を期待する。

選手の影にこんな人も居ます。忘れないでくださいな。
また次回をお楽しみに
by campal-hakone | 2005-01-20 01:26


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