終わりの方に

石橋です。
取材はそう悪くなかった気がしながら、まとめを手伝いながらやばいなぁと思いました。
すかすかした感じがあったんですよね。

個人的には、カメラ中心で取材らしい取材ができなかったのが残念です。
他にももっとネタはあったはずなのに。

僕の書いた記事はアンカー、佐藤選手についてのものです。
両方ともゴールしか知らないので、ゴールでカメラをかまえていた時に、「ラストー」の声で振り返ると笑顔の幸田さんがいたシーンが印象的だったので、それを絡めて書きました。

どっちかというと駅伝の解説記事だなぁと思います。でも、佐藤さんが駅伝の魅力を語ったところは大好きです。

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◎箱根駅伝 佐藤選手


 復路、20番目のゴールは明治大だった。10区の佐藤慈さん(4年)の姿が見えた。沿道が暖かく、力づける様に声援を送る。その時佐藤さんは「みんなの声が聞こえて、やっと着いたか、無事に襷を運んで来れた」と思ったという。
 神奈川・大磯高校の出身。高校から陸上を始め、明治大を選んだのは浪人中に、予選会9位のニュースを聞き、これからのチームで力を付けたいと思ったからだった。
 今回のメンバー唯一の4年生。明治の変化を全て見てきた。一昨年、西コーチの着任で、日常の生活が重視されるようになった。朝練に出ないような、やる気のない部員は辞めていった。
 それまでの「頑張るのはバカ」という感じの重苦しい空気が変わり、学連選抜に先輩の重成英彰さん(現:中国電力)が選ばれ、箱根駅伝は少し身近になったものの、予選会のチーム順位は、なかなか上がらなかった。
 それでも順調にチームは成長。次々スポーツ推薦で入ってくる後輩の方がタイムがいい。そんな中、今の4年生は「練習で引っ張れない分、他の所で」と決めた。
 聞いてみると、何人もの後輩が「競技の目標は幸田さん、生活の目標は佐藤さん」と答えていた。幸田さんは「佐藤さんあっての競走部」と言う。幸田さんは「師匠」と佐藤さんを呼ぶ。もちろん半分は冗談、しかし、身近で尊敬できる先輩なのは間違いない。
 佐藤さんは「そんなことはない」というが、選手だけのミーティングなどで、結束を固め、チームの状況を話し合った。その旗振り役だった。
 その4年生全体のがんばりが、今の明治大競走部を作った。自由な雰囲気と競技へのストイックさ。一般入試もスポーツ推薦も関係なしの温かい人間関係。それぞれが自分の良さでチームに貢献する。力以外のたくさんの要素も勝負を決める。
 「佐藤さん、ラスト!」笑顔で迎えるのは、2区を走った幸田さん、そしてキャプテンの入山さん。
 入山さんは、10区にエントリーされ、当日変更で佐藤さんと変わった。佐藤さんは「俺が走った方が良かったんじゃないかっていう走りはしたくないなって思ったのに、その通りの走りになった。申し訳ないよね」と、悔しさをにじませた。
 駅伝の魅力は?「駅伝って襷が全員つながってきて、ちょっと不思議な感じがする。普通のレースでは諦めることもあるけど、それができないっていうのが駅伝」
 大学で競技は辞めて就職する。「初めての経験みたいなものだから、僕らが礎になって、どんどん強くなっていって欲しい」10人の汗がしみこんだ襷が、来年につながっていった。
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by campal-hakone | 2005-01-22 17:54


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